2013年3月30日土曜日

池間島・来間島の写真を追加しました【終了しました】




 宮古島の南北に浮かぶ池間島と来間島。長大橋結ばれているので、宮古島の一部のような感覚で観光できます。
 
 美しい海に囲まれた、両島の風景をお楽しみください。



※ このサイトは、2016年12月をもって公開を停止しました。
 長期間にわたりご覧いただきありがとうございました。

 

2013年3月25日月曜日

沖縄離島のぶっ飛びレンタカー




 今を去ること平成12年10月。初めての宮古島でレンタカーを借りたら、軽自動車1日(朝から夕方まで)免責込み3500円で、こりゃ安い!と驚いたことがあります。

 当時、レンタカーの規制が緩和されたばかりの頃で、これほど安いのには驚きました。
 しかし、これは別に驚くことではなかった。以後、沖縄の離島では、レンタカーを借りて驚くことが続出したのです。



 同じく宮古島。平成14年。
 車借りたら普通は最後に営業所まで乗って行って、傷の有無やガソリン満タンのチェックを受けて無事返車となりますよね。
 某業者は、「返車は、ガソリンを満タンにして空港の駐車場に止めておいてください。キーはダッシュボードの中に入れて、どの辺に止めたかを電話で教えてください。」だって。

 このスーパー返車システムにはでーじ驚きました。確かに島だから車を返さないで逃げることは考えられないけれど、客への信頼というか、手抜きというか、究極の合理的システムですな。

 旅行が好きなので、日本のあちこちでレンタカーを借りたことがありますが、印象に残るようなことが起きるのは、何故か沖縄ばかりです。

 ちなみにこの業者は、今では普通の営業所返車に変わりました。ガソリンを満タンにしないまま帰ってしまう輩が増えたからだそうで、この理由ではちょっと悲しい。
 でも別の一部の業者は今もこのスーパー返車システムを続けています。



 後年、宮古島の同じ業者にて。
 ここでは支払いにEdyが使えることになっているので、「Edyでお願いします。」といったところ、社長自らお出ましになり、「ごめんよ。オレ分かんないから普通のカードで払ってくれる?」とのこと。クレジットカードを差し出すと、操作説明書を見ながらピコピコ一生懸命やり始めた。なんか今更「現金でいいです。」とも言い出しにくくなりまして。
 やっと支払いが終わって、「悪かったね~。今度来たら夜遊びにおいで。魚釣って酒用意して待ってるからさ。仕事?オレ社長だから、仕事してもしなくてもいいんだ。週3回くらいは海に行ってるよ。」
 レンタカーとは、直接関係ないのですが、いかにも島らしいエピソード。



 石垣島では、電話で予約した際、「免責保険どうします?」と聞かれ、入らなくてもいいかなとも思ったのですが、迷った末念のため加入することにしました。

 免責保険とは、車は自動車保険に入っていますが損害額の5万円までとかの部分は保険が降りないので、万一の場合借り主の負担になるのですが、その免責分を保険しますという保険のことで、通常は料金に組み入れられています。

 営業所で手続をしていると、「免責保険料を○○円におまけしときました。」って、保険料って保険会社に払う金額が決まっているんじゃないすか?


 同じく石垣島の別の業者にて。「コピー壊れちゃって、紙が印刷できないから、何にも書かなくて行っていいよ。帰るまでには直しておくから。」
 で返車時には、「直しに来てくんないんだよ。名前と住所と免許証の番号だけそこにメモしとてくれる。」
 よく分からないけど、監督官庁の調査とかはないのでしょうか。


 西表島では、「フロントガラスにちょっとヒビが入ってるから千円引きにしとくよ」っておいおい。


 極めつけは、本島周辺の船で行く某島(ちょっと書くのをはばかられます。)。
 宿に貼ってあったレンタカー屋のポスターを見て電話をすると、すぐにおばちゃんが軽ワゴンに乗って迎えに来てくれました。
 港に荷物を取りに行ったり、それを配送するのに付き合わされた後、「じゃ、これ乗っていって。3000円もらっておくね。」 えっ、え~この車!?「あの~申込書とか・・・」、「特にないよ。」 ないってあの~ 「免許証見せなくても・・・?」「持ってるでしょ。なら大丈夫。」 いや、そういう問題じゃないと思うんですけど。「夕方頃までには返してね。ガソリン代?いいよ。そんなに走らないでしょ。」



 宮古島や、石垣島にはレンタカー屋が近年とても増えています。
 名の知れた全国チェーンのレンタカー会社ではなく、こうした地元系レンタカー屋で車を借りると、安い上に「土産話」まで付いて来ます。

 沖縄にあまり詳しくない人に話しても、「ネタだろ」、「話作ってない?」と言われるのがオチですが、沖縄通なら、「自分もあった。」、「ひょっとしてそれ位あるかも。」と思っていただけるかな。

 なお、写真は本文とは無関係です。イメージです。イメージ。

2013年3月20日水曜日

島旅ガイド(第2回) 宮古・八重山の旅の仕方

 島旅ガイドの2回目。
 各島ごとに書いて行くつもりだったのですが、最初に総論的なことを書いておいた方がいいかなと思いまして。


  計画性がないのですが、ゆるいブログなのでお許しあれ。



 まず先に結論です。
 「宮古・八重山という所では、普通の観光地のように効率よく名所巡りをしてもその魅力は伝わってこない。」


 ある島にこれから行こうとする人は、その島にはどのような見所や遊び所があるかを調べ、何処に行くか、どういう順番で廻ればいいのかを考えますよよね。

 でも、宮古・八重山の島々で、多くの場所を一通り見て回るとか、短時間で効率よく廻ることにはあまり拘らない方がいいような気がします。満足したよう感じても、実は、本当に美味しいところに気づかないで帰ってしまうことになりかねません。

 第1回島旅ガイドで、伊良部島のことを書きました。

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/03/1.html

 渡口の浜、佐和田の浜、牧島展望台、サバ沖井戸周辺の海を紹介しました(他に白鳥崎展望台というところもあります)が、それらを一通り全部見ないと伊良部島を堪能できないという意味では決してありません。全部行ければ100%満足、半分しか行けなければ不完全燃焼という訳ではなく、例えば渡口の浜が良かったからそこで1日中遊んじゃったとしても、伊良部島を十分満喫していると思うのです。
 
 案内・ガイドとして書くとどうしても網羅的になってしまいます。あそこもここも全部行っておいてください、というように読めるかも知れませんが、決してそういう趣旨ではありません。
 これからも、同じスタンスで書き続ける予定なので、最初に一言そのことをお断りしておいた方がいいかなと思いました。それが、今回の記事で一番言いたいことなのです。



 まず、そもそも、宮古・八重山に観光名所なるものがあまりありません。あるのは美しい海だけ、と言い切っちゃってもいいくらいです。例外的に、西表島には川と滝が、竹富島には伝統的集落があるといった程度です。

 観光案内などには名所・観光ポイントが色々書いてあります。
 確かに、桃林寺・宮良殿内(石垣島)、仲宗根豊見親の墓(宮古島)、その他保存された旧家などの史跡、博物館・美術館的なもの、登録有形文化財などそこそこ数はありますが、一部マニアを除けば、ぶっちゃけ数分、頑張っても数十分で見終わるものばかりです。
 京都や札幌のような超有名観光地なら紹介されることはないでしょう。

 (沖縄本島ならば首里城とその周辺、美ら海水族館と海洋博公園、南部の戦跡などそこだけで半日や1日を要する観光名所があります。)

 シーサー造り、機織り体験、観光農園などもありますが、一部の人しか興味はないでしょう。

 また、宮古・八重山に行く人の多くは、泳ぐ、泳がないにかかわらず、一番のお目当ては美しい海だと思います。各島の各ビーチは、それなりに特徴があり違いがあります。でもそれを全部行こうとすると、なんだかスタンプラリー的な旅になってしまいそうです。

 西表島で、仲間川、ヒナイ川、浦内川を1日で全制覇しても、際だった違いは見えてこないと思います。



 一方、宮古・八重山のビーチは美しいだけではなく、芋洗いの内地のビーチと比べて圧倒的に人が少なく快適です。「プライベートビーチ」というのは内地では憧れですが、向こうには、プライベート過ぎて、誰も泳いでいないから却って心配で泳ぎにくいような所まであります。
 せっかく飛行機に乗って遠くまで来たのだから、コーラルブルーと白砂のビーチを一人占めして心ゆくまで満喫し、疲れたら早めに帰って昼寝でもするような、内地ではちょっと考えられない過ごし方をしてみるのも素敵だと思いませんか。

 
 例えば、石垣島に行く場合、1日はレンタカーで石垣島を一周し、途中でちょっと泳いで、1日は西表島に行ってカヌーやシュノーケリングなどで遊び、初日や最終日で半日くらいしか時間が取れない日には竹富島を一回り、なんていうパターンが結構王道だと思います。
 もちろん、それで十分楽しめると思いますし、物足りなければまた行けばいいわけです。
 
 でも、そういう王道観光以外でも、米原海岸で1日シュノーケルをし、別の日には白保シュノーケルツアーに参加し、時間が余れば平久保崎でアイスクリームを舐めながら海を眺める、みたいな過ごし方をすれば、「行ったら帰りたくない観光地第1位」に選ばれたことのある石垣島の印象はより強烈になるような気がします。


 宮古島なら、午前中砂山ビーチで泳いで、名の知れた店で昼を食べたら午後は吉野海岸でシュノーケリングをして、最後に東平安名崎を見て1日終わるみたいなパターンは、1日をフルに使った充実プランです。一方、朝から来間島長間浜で泳いだりぼーっと海を眺めたりして過ごし、後の予定は天気と体調次第、といった感じで過ごすのは、お金はかからないけれどとても贅沢な楽しみ方だと思います。



 もちろん、旅する目的は人それぞれですから、島での過ごし方も人それぞれです。「ノンビリ」を押し売りするつもりはありません。
 何より自分自身、いつもカメラを抱えて1日中歩き回っていて、なかなかノンビリ出来ていません。

 せっかくだから全部見てやろう的な発想からフリーになった方が、少なくとも宮古・八重山では楽しめることが多いですよ、ということです。




 冬場によく広告が出ている、「八重山○島巡り」みたいなツアーがありますよね。
 西表島で仲間川のジャングルクルーズをして、水牛車で由布島に渡り、小浜島で「ちゅらさん」のロケ地を見て、竹富島で再び牛車に乗って集落を廻り、石垣島では川平湾のグラスボートに乗るのが定番ですが、東京発でも2泊とか3泊です。
 もちろん、途中土産物屋にも寄ったりするんでしょうから、移動時間が大変長いことを考えれば、八重山の主要観光スポットをもの凄く効率的に見て廻っていることになります。

 大きなお世話なんですが、ツアー参加者が、竹富島でマイクロバスに乗りコンドイ浜を車窓からチラ見して、カイジ浜で一心不乱に星砂探しをしているのを見るにつけ、せっかくこんな綺麗なところに来たのになぁ~とつい思ってしまうのです。



2013年3月17日日曜日

雑感(with来間島のヤドカリ)

 いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。


 ヤドカリからもお礼申し上げます。



 ブログ開始から7ヶ月余。先日のある日、初めて1日100アクセスを突破しました。

  「カウンタが1日で100位進むようなブログになりたい。」
 ブログを始めた当初の目標のようなものでしたが、瞬間とはいえ、これを達成できたことはとても嬉しいです。
 こんなことに一喜一憂するより、長く続けることの方が大切だとよく分かってはいるのですが・・・

 「1日100? 1000じゃないの?」なんて言わんでください。まあ、いいじゃないですか。


 今年の沖縄の冬は、いつになく好天の日が多かったそうです。
 今年この時期に行かれた方は、よほど行いが良かったのでしょう。
 例年2月、3月前半は基本曇りか雨。3月後半からやっと「うりずん」といわれる初夏の季節になります。

 ただ、例年と違う天候パターンというのは何となく気になります。
 夏の沖縄は、台風以外基本晴れの天気なのですが、近年沖縄付近で突然低気圧が発生したり、プチ台風のような低気圧が接近したりすることが多々あって、温暖化の影響ではないかと心配する向きもあります。

 自然相手のことですから、ちょっとしたことで異変だと騒ぐと笑われるかも知れませんが、四季のない沖縄にも沖縄なりの季節の移ろいがあるもので、やっぱりいつものように暑くなって、いつものように寒くなってもらった方が安心しますよね。

 自分は、沖縄に年に何度か行っているのですが、天気の悪い冬場は避け、毎年GW頃から10月の体育の日連休辺りまでを、マイ沖縄シーズンにしています。
 今年の冬は、ちょっと悔しいです。


 

 
 写真は、来間島長間浜にて。
 一応写真ブログなものですから、挿絵代わりに。
 珊瑚の化石にちょこんと乗ったヤドカリです。自分の身長の何十倍の高さまで、何のために上ったのでしょうか。
 

2013年3月13日水曜日

島旅ガイド(第1回) 伊良部島




 日頃、宮古・八重山に行った行ったと吹聴しているものだから、「じゃあ、何処の島が一番いいのか。」とよく聞かれます。しかし、これに対する答えはヒジョーに難しい。

 何処の島もそれぞれいいのですよ。
 宮古島に行けば「宮古は最高だなぁ」と思うし、竹富島に行けば「やっぱ竹富だよなぁ~」なんて思っちゃうし。

 つまり、「どの島も優劣付け難い。」というのが自分としての回答なのですが、それではなかなか納得していただけないので、それならば各島ごとに「旅行先」としてのポイント、特徴、感じたことなどを書きますから、順番は付けられませんが参考にしていただいて、最終的にはご自身で確かめてください、ということになりました。

 そこで島旅ガイド(当ブログ流)。記念すべき第1回は伊良部島です。
 なあ~んていっても、伊良部を最初に選んだ理由は特にないのですが。



 宮古島から伊良部島へは、今のところ船で渡るしかありません。ただいま建設中の伊良部大橋が、来年(平成26年)には開通予定です。
 この橋が出来ると、無料で通行できる橋としては、日本一の長さになります。
 参考までに、有料道路を含めると、日本一は東京湾アクアラインです。



 
伊良部島といえば、ここ。渡口の浜。冒頭の写真も、ここです。 

 海がきれいな宮古島のお隣とあって、こちらもとてもきれい。
 珊瑚はあまりないのでシュノーケリングには今イチですが、結構広い白砂のビーチに、オンシーズンでも人がパラパラ。プライベートビーチ感満喫の贅沢な空間です。
 トイレ、シャワー(確かコイン式)と、近くに食堂・売店があります。


 佐和田の浜です。日本の渚100選の一つ。
 ごろごろ転がっている大きな岩は、明和の大津波で運ばれて来たと言われています。
 きれいなのですが、それは満潮時のみ。干潮時は干上がってしまいお世辞にも美しい光景とは言いがたい眺めになってしまいます。泳いでいる人はほとんど見かけません。



 サバ沖井戸近くの海岸。ここいら辺が伊良部島でのシュノーケリングの穴場のようです。宮古島からの船が到着する佐良浜港の割と近くですが、一旦かなりの高さまで登ります。駐車場がありますから、今度はそこから階段を結構下ります。
 あまり有名ではないですが、知っている人も居て、ポツポツと泳いでいます。

南東側、牧山展望台からの眺め。

 伊良部島は、宮古島に近い東側に港(佐良浜港)がありますが、そこから急に上り坂になっていて、高台から海を眺める感じになります。
 そして西側に行くに従って徐々に低地になり、島の最も西側に、先ほど紹介した渡口の浜(南西側)、佐和田の浜(北西側)があります。
 この島は、よほどの健脚でない限り、車がないと移動は不便です。
 宮古島からフェリーで車ごと移動するのが一般的ですが、伊良部島内にもタクシーとレンタカー屋があります。


 島の西側に下地島があります。
 伊良部島と下地島は海を隔てた別の島ですが、もの凄く近い。
 間にあるのはさしずめ「海峡」ということになるのですが、川にしか見えません。短い橋が何本か架かっています。
 この写真の左側が伊良部島、右側が下地島です。
 
 伊良部島の観光は、だいたい下地島とセットになるのですが、下地島については、また改めて。

 伊良部島は、人口約6千人。案外大きな島です。八重山では、石垣島を除きこれだけの人口がある島はありません。西表島で約2300人です。
 また、コンビニのある島としては、沖縄最小です。
 
 伊良部島のファミリーマート。「この先最後のファミマです」と書いてありますが、これが最初のファミマでもあるんですけど。
 このほか、昔ながらの島の売店、食堂が数軒、そして宿泊施設も民宿から超豪勢なコンドミ風ホテルまであります。
 宮古島のすぐお隣にありながら、なんとなくノンビリした島で、そこが魅力でもあるのですが、橋が開通したら、どっと人が押し寄せて雰囲気も変わっちゃうんでしょうね。


と、ここまで書いてきたわけですが、結構長くなっちゃいました。ほかの島についてもこんな調子で書いて行ったらいつ終わるか分からないですね。でも、書き始めると書きたいことは沢山出てきてしまいます。宮古島とか、石垣島はとても1回じゃ書き切れなさそうだし。
 まあ、今後どうなるか分かりませんが、島旅ガイドの第1回目でした。少しでも参考になれば幸いです。

2013年3月8日金曜日

波照間島 日本最南端のヤギ

 波照間島の「日本最南端之碑」。
 日本の最南端は、沖ノ鳥島なのですが、岩礁だけの島なので、人の住む島としては波照間島が日本で最も南なのです。
 そして、島の南側の海岸にこの碑が建っています。


 そのすぐそばにある「日本最南端平和の碑」。

 てっぺんに鳥が止まっていますなぁ。



 その、日本最南端に向かってヤギが歩いて行きます。
 沖ノ鳥島には、当然ヤギも居ないでしょうから、この瞬間、「日本最南端のヤギ」!?


 背景には碑の前で自写撮りをしている人。ここは、記念撮影のメッカです。
 関係なく草を食べるヤギ。



 お兄さんの後を追うようにさらに南へ向かう・・・

 波照間島の南側、最南端の碑に近い高那崎の海です。
 あまり沖縄らしくはない断崖絶壁と濃い青い海。南風が吹くことの多い夏場は、波も高いことが多いのです。



 対してこちらは北側。沖縄らしい、コーラルブルーの繊細な色をした海です。
 遠くに見える陸地は西表島です。
 高那崎とは反対に、冬場は北風が吹くことが多いので、この穏やかに見える海も荒れ気味。船の欠航も多くなります。
 天気が穏やかな時は天国ですが、実際この島で生活するのは、本当に大変なことだと思います。

 

2013年3月4日月曜日

小浜島のリゾートハウス

 沖縄の小さな離島のそのまたギリギリの端っこ。

  

  夕方です。今日も一日暑かった。シャワーを浴びたら、さあビールタイムです。目の前の海を眺めながら。


 ここは、小浜島の最も西にある細崎(くばざき)というところ。その細崎の集落のさらに一番奥に、5部屋しかない小さな宿があります。
 小浜島には、リゾートホテルが二つもありますが、そことはまた異次元の世界。
 ホテルでも民宿でもない、ペンションともちょっと違う。
 「ゲストハウス」を名乗りますが、安宿でもありません。
 これぞまさに、「リゾートハウス」。



 夕食です。屋根だけのオープンなスペースが食堂です。
 ここで、島の風に吹かれながら夕食をいただきます。風が抜けるので冷房なしでも快適です。
 地元の食材を使いつつ、いわゆる沖縄料理とはちょっと違う手の込んだ料理が出されます。
 

 沖縄の夏は日が長い。宴は続きます。

 ようやく日が西に傾き・・・ 

 そして夜。満点の星空です。


 朝になりました。


 朝食はこんな感じ。和食と洋食が日替わりで出されます。

 遊びに出掛ける人。

 昼寝をする人・・・ではなく、ネコ。
 今年20歳のマリンちゃん。
 ネコですから20歳はおばぁ。沖縄じゃネコも長生きするんですかね。


 どうですか。行ってみたくなりませんか。

 ただ、本当に島の外れにあるため、遊びのオプションはあまりありません。
 港までの送り迎えはしてくれますが、それ以外にはあらかじめレンタカーを借りておくなどしないと移動の手段はありません。後は、自分の足で歩くか自転車を漕ぐか。

 ですから、何をするか、何もしないか、あらかじめ考えておかなければなりません。
 ちなみに、目の前の海でも泳げますが、実際に泳いでいる人は滅多に見かけません。
 
 それだけに、ノンビリ時間を過ごすには最高だと思います。なので、勝手に「リゾートハウス」と呼んでみました。

 オーナーは女性、ヘルパーさんも女性、3匹の飼い猫も全部女性だそうです。
 きめ細やかなサービスがある反面、時間に関してなど若干のルールもあります。

 人によって好き嫌いがありそうなので、誰にでも勧められるというわけにもいきません。
 天候の影響も、普通の宿よりいい方にも悪い方にも増幅して現れます。

 しかし、泊まってみたら自分の好みにビタッとはまり、天候にも恵まれたら、その人は、「日本中何処を探してもこれ以上の宿はない!」と思うのではないか、それほど素敵で個性派の宿なのです。