2012年11月29日木曜日

高所恐怖症はNG! 西表島ピナイサーラの滝上

 海だけじゃなくてジャングルもある西表島。
 島内に3本位流れている大河川の一つヒナイ川。

 ヒナイ川をカヌーで上って行くと、



 沖縄最大の滝、ピナイサーラの滝が見えて来ます。
 ピナイサーラとは、ピナイが「顎髭」、サーラが「下がったもの」という意味だとか。



 そして、カヌーを降りて滝の上まで登ります。歩くこと小一時間。
 すべての道が上り坂という訳ではなく、半分ぐらいは平坦な道。同行のガイドさんから、道すがら生えている植物や、ポコポコ飛び出してくるトカゲなどの解説を聞きながら、ゆっくりと歩いて行きます。

 しかし、そうはいっても夏の沖縄。暑い中の登りは楽ではない。参加者全員、汗だくになりながら滝上を目指します。


 ようやくたどり着いた滝の上からの眺めは、まさに絶景!




 沖縄の、特に宮古・八重山では高いところから見下ろすという場所が少ないので、こういう光景は貴重です。

 ここで食べた弁当の美味しかったこと。




 でも歩道があるわけでも、まして柵があるわけでもないからちょいと怖い。


 いや、よく見たら思いっきり怖いじゃないですか。


 おっかなびっくり滝壺を覗いてみたら人が泳いでいる。



ズームアップすると・・・



  落差は54メートルです。
 寝転んで腹ばいになってカメラを下に向けたのですが、今から思うと、よくこんな写真を撮ったなと我ながら驚きます。

 というか今更ながらビビリそう。



 滝上の恐怖を満喫?した後は、またまた汗をかきながらの下山です。途中から登りとは別ルートを通って40分ほどで滝壺へ。



 

 誰も滑り落ちることなく無事たどり着き、みんなと同じように滝壺で一泳ぎしてから最後に記念撮影。
 



 ピナイサーラの滝上に登るツアーは複数のショップで扱っていて、実際に訪れる人もかなり大勢居ます。でも、滑って落ちたとか、自殺の名所になったとかいう話は聞かないので、まあ、大丈夫なんでしょうね。

2012年11月26日月曜日

黒島の写真の入れ替え・追加をしました【終了しました】



 「沖縄の北海道」と言われることもある黒島。広大な牧草地+沖縄らしいきれいな海に癒やされます。




※ このサイトは、2016年12月をもって公開を停止しました。
 長期間にわたりご覧いただきありがとうございました。

 現在、サイトと同趣旨のブログを作成しています。当ブログと併せてご覧いただければ幸いです。

 http://miyakoyaeyama.muragon.com/

2012年11月22日木曜日

来間島長間浜の思い出

こんなきれいな海の上に架かる贅沢な橋、来間大橋。



 宮古島からこの来間大橋を渡るとあっという間に来間島に到着。橋のおかげで、宮古島と陸続きのような感覚で遊びに行けます。

 その来間島の南西側に広がる長間浜。
 前にも書きましたが、個人的には宮古・八重山でナンバーワンビーチです。



 そして、この長間浜には印象深い思い出があります。

 平成18年9月上旬のこと。
 3泊4日で宮古旅行を予定していました。
 折り悪く台風に遭遇。初日は何とか那覇空港までたどり着いたものの、そこから先離島方面の航空機は欠航。予定外で那覇で1泊し、2日目に改めて宮古島に渡りました。

 既に台風は通過していましたが、内地と違って即台風一過の晴れというわけには行かないのが沖縄の天気。
 風が強い間は海に浮かぶ島には雲がかかりやすいのです。

 翌3日目もまだ晴れてくれない。
 最終日は、値段の安さを優先して航空券を買ったため午前中の早い時間に宮古島を発たなければならないので、この日が実質最終日。
 朝から空一面ぶ厚い雲に覆われて、風も強い。海なんか濁ったクリームソーダのような色をしていて、とても写真を撮る気分になれません。

 しようがないから、宮古パラダイス(当時)とか、ユートピアファーム、熱帯植物園、海宝館なんかに行ってみたけど写真は撮れないし。
 インギャーマリンガーデンでは、まだ風の強い中、数人泳いでいました。
 やっぱりみんなせっかく来たんだから泳ぎたいんですよね。

 まだ午後3時をやっと過ぎたころ。
 この日の宿はいつものペンションが満室でビジネスホテル泊。宿に行ってもシャワーを浴びて昼寝する位しかすることがない。

 ダメ元というかほとんど時間潰しみたいな感じで来間大橋渡り長間浜に行ってみると・・・

 晴れた。

 あんなに雲が厚くて日差しのかけらもなかったのに晴れている。
 突然に。
 キセキ?
 感動!興奮!

 そのとき撮ったのがこの写真です。



 この後、宮古島に戻り前浜から撮った夕日がこちら。



 長間浜は、今年台風の影響で砂浜が相当やられてしまったことは、こちらに書いたとおりですが、宮古島の某民宿のオーナーのブログによれば、元に戻りつつあるとのこと。
 いや、本当によかった。



 ところで、その後沖縄に行く回数が増えるのに比例して台風に遭遇する回数も多くなってしまったのですが、何故か宮古にはジンクスがあって、3泊4日の日程で宮古行きを計画していて(4泊の予定だったのに台風で3泊になっちゃたのも含み)台風にブチ当たると、「初日は那覇までしか行けず、帰る直前になってやっと晴れる。」ということがこのときを含めて何と4回もあるんです。

 八重山では、こんな経験一度もありません。
 不思議なもんですよね。



 そういうわけで、台風に遭遇し帰る直前に晴れてやっと撮れた貴重な写真です。



2012年11月16日金曜日

カウントダウンに入った”現”石垣空港

 ”現”石垣空港がもうすぐ引退します。



 今の石垣空港は、旧日本軍の飛行場を改良したもので、滑走路が1500メートルしかなく(宮古空港は2000メートル)、「暫定ジェット化空港」ということでジェット機が飛んでいますが、1979年以来「暫定」が40年以上も続いているという異常な状態です。

 滑走路が短いため、ジェット機といってもB-737シリーズの小型機しか飛べない、着陸後急ブレーキをかけなければならない、燃料をフルに積めず内地行きの便は那覇空港などに給油のため立ち寄らなければならない、貨物も満タンに積めない、難しい空港だから副操縦士は機長の資格を持つ者が搭乗しなけければならない、など様々な制約が。

 しかも、周辺は市街地化して騒音問題も発生しています。


 でも、現空港はなかなか味わいがあっていいんですよね~、しかも便利だし。

 平屋で。
 市街地に近い。

 離島桟橋まで、バスで20分程度、タクシーなら10分910円で行けるので、最短、空港を出て15分あれば離島行きの船に乗れる便利さは捨てがたいものがあります。

 ボーディング・ブリッジなんてないから、平面を歩いて飛行機に乗り降り。
 ジェット機でこんなことできる空港は、外にあるんだろうか。






 遡ること1979年、暫定ジェット化と同時ですが、新石垣空港の建設計画が策定されましたが、これが白保沖を埋め立てるというもの。世界的に有名な珊瑚礁の群落のすぐ近くを埋め立てるというもので、一時はあと一歩で着工というところまで行っちゃいましたが、大反対が起きて頓挫。



 何も、こんな海を埋め立てなくっても。




 その後も計画が二転三転して現在の新空港の場所に落ち着きました。そういった経緯もあり、新空港は田舎なんです(おっと失礼)。


 市街地まで、直線距離で15キロ離れていることから、現実問題として、タクシーは簡単には使えずバス移動が中心となるでしょう。
 石垣島内は、そのままレンタカーを借りて移動すればいいのですが(現在の宮古島と同じような感じ。)、竹富島、西表島、波照間間島その他石垣島以外の八重山諸島の観光は間違いなく不便になります。

 新空港が出来るといいことずくめのように言われていますが、本当に大丈夫?
  まあ、しかし、巨費を投じて作った新空港ですから、何としても島の発展に寄与していただきたいものです。




 3月7日の前日をもってこの味のある石垣空港が引退します。




2012年11月11日日曜日

ブログ100日(ちょっと自己紹介的)

 いつも当ブログをお読みいただいてありがとうございます。




  8月にこのブログを始めて、100日が経ちました。

 文字どおり駆け出しですが、宮古・八重山などのネタを30本ほど書いてきました。いかがなものでしょうか。

 沖縄の離島に行くことが好きで、いや本当に大好きで、毎年何度も通いほとんどの離島に渡りました。さらに、同じ島、同じ場所に行っては写真を撮り続けています。
 各島の隅々まで、特に海岸は、なかなか人が行かない所、行きにくい場所にも細い道や岩場を辿って行ったりもしています。
 集落も歩きました。
 ダイビングはしませんが、シュノーケリング(素潜り)で海中の写真も撮りました。

 そんなわけで、写真も話題も沢山ストックが貯まってしまいました。
 




 撮った写真を見てもらいたくてwebsiteを5年ちょいまえから始めたのですが、それでも、飽き足らずにブログまで始めてしまいました。





 「旅行ブログ」・「写真ブログ」という範疇になるかと思うのですが、普通の旅行ブログのように、1日目~2日目~と順を追って書くことはありません。
 あまり制約を設けると続けるのが億劫になるので、ゆるくやっていきたいと思います。

・ 宮古・八重山の話題を中心に書くが、沖縄関連の話題は何でもOKとする。
・ 週に2本くらいを目処に書くが、間隔が空いてもいいことにする。
・ できるだけ特定の島、特定の話題に偏らないようにする。
・ オリジナルの写真は必ず挿入する。

 と、こんな感じで続けて行きたいと思いますので、これからもwebsite共々よろしくお願いします。



経歴紹介。
東京都生まれ(現神奈川県在住)
大学生の時に一眼レフカメラを購入。写真に興味を持ち始める。
平成11年10月、旅行先の一つとしてたまたま行った石垣島・竹富島に感動し、そのときから沖縄通いを始める。
平成12年、初めてデジカメを購入。また、写真用プリンタも購入し、デジタルプリントの面白さに目覚めてしまう。
平成14年、ハイエンドコンパクトデジカメを購入し、この頃から沖縄に行っては写真を撮ることにはまってしまった。
平成16年、デジタル一眼レフカメラを購入。
平成19年、website「宮古・八重山ってこんな所」を始める。
平成22年、よみうり風景写真コンテスト入選。フォトコン初入賞。
平成24年、当ブログを始める。宮古・八重山の訪島回数が75回に達する。



2012年11月8日木曜日

宮古島にマックができる


 今回は、小ネタです。
 その割には写真がいつもよりでかいですが。


 宮古島についにマクドナルドがオープンします。
 ケンタッキーフライドチキンの牙城で、アメリカのA&W(あのルートビアで有名な)が伸していた沖縄でも徐々にマック旋風が。

 石垣島には既にオープン済みです。

 石垣店がまだなかった頃、石垣島から用事で那覇に行った若い人は、必ずお土産にマックバーガーを10コくらい買って帰るものだとかいう話を聞いたことがあります。
 どこまで本当かは確認していませんが。

 宮古島でも待ちかねた人が多かったでしょうね。これからは、作りたてを食べてください。
 

 場所は、マックスバリュ(国道390号線沿いの方)のほぼ隣。そこにはヤマダ電機も夏から開業しており、あの一体は、宮古島の一大ショッピングゾーンになっています。

2012年11月4日日曜日

波照間酒造所の「泡波」という酒


こちら有名な「泡波」。
 



 波照間島の波照間酒造所というところで作られている泡盛です。
 「幻の泡盛」なんて言われています。

 
 入手困難と言われていますが、以前「泡波バブル」の時代がありました。
 現地で数百円の3合瓶入り「泡波」が、石垣島で4千円、那覇で1万円、東京だと2万円とか。
 東京では、一升瓶10万円説もありました。実際に銀座の沖縄料理店で3合瓶19,800円也を目撃したことがあります。10年近く前の話ですが。

 なんでこんなことになったのかというと、話題として煽った出版社の影響と思われます。

 旅行雑誌A(02年版)「工場が小さいので生産量が少なくほとんど島内で消費されるため幻の泡盛と言われている。」 
 旅行雑誌B(2000年版)「幻の泡盛。生産量が少なく島でも普段はあまり飲まないのでお祝い用にとっておくそう。民宿によってはひとなめサービスしてくれるところもある。」

 こんなこと言われたら、酒好きなら誰でも欲しくなりますよね。
 でも、島内で消費される分はちゃんと流通しています。 島外には販路がないので、それを金で何とかしようとするとこんな値段になっちゃうのだと思います。

 しかし、経済と同じでバブルは弾けます。
 Y!オークションなどで「泡波」が多数出品されていますが、強気の値段設定のものには今では札が入りません。
 

 

 横浜の某沖縄料理店で、「泡波」がグラス1杯1,500円でした。
 今の値段としてはそんなもんでしょう。
 その店の客が「泡波」を頼んで、「さっぱりしてコクがあって旨い」と、私に言わせれば意味不明の感想を述べていました。

 ところで、「泡波」は貴重だとは言われても旨いとはあまり言われていないんですね。オークションや広告の説明では「さっぱりした飲み口」と紹介される程度です。

 自分自身の感想はと言えば、正直に言って他の泡盛と区別がつきません。さっぱりと言われればさっぱりかなという程度。強いて言えば少し軽めで少し甘みを感じるような気がするようなしないような・・・

 そもそも、蒸留酒であり同じ原料からほぼ同じ製法で造られる泡盛の新酒には、酒造所による違いがあまり現れません。そこが沖縄らしいところでもあります。まして、どんどん造ってどんどん飲まれる小さな蔵の単一ブランドの酒ですから。


 件の客に「泡波の違いが分かるのは相当な飲み手ですね」と皮肉を言ったのですが、皮肉が通じず素直に喜ばれてしまいました。




 こちらは、「照島」という酒。伊平屋島の伊平屋酒造所の酒です。
 珍しい「7年」古酒の「芭蕉布」という商品。
 例えば、これは単純に入手難ですが誰も見向きもしません。Y!オークションでもまず見かけません。
 入手したいという人が居ないと話題になりません。
 


 もちろん「泡波」の批判をするつもりはさらさらありません。
 人口が600人を割り込み、観光とサトウキビ以外にはこれと言った産業がなく、一度海が荒れれば生活物資も不足するようなそんな離島、いや、孤島の波照間島。
 そんな小さな島で酒だけはしっかりを造っているんですよ。
 凄いと思いませんか。

 そこに想像力が及ばない人がこの酒を飲んで何が楽しいのかな、とつい思っちゃうわけです。

 
 

 
 波照間島には、こんなにきれいな海があり観光客には人気ですが、海以外には何もない島でもあります。彼らの多くは、1泊、若しくは日帰りで海を満喫したら戻っていきます。

 でも敢えて島でのんびり時間を過ごし、その上でこの超地酒を飲めば、単に旨いとか旨くないとかいう次元ではなく、愛おしい酒だと思いませんか。



 最後に、どうしても飲みたいが波照間島までは行けないという方へ。
 石垣島には意外と流通していますので、探してみてはいかがでしょうか。
 波照間島から石垣島に送る分には輸送料が免除されるとか。石垣島のペンション某のおじぃに聞いた話です。