2015年4月29日水曜日

西表島vs宮古島 マングローブ一本勝負


 要するに、普通は群生しているマングローブが1本だけ写っている写真ということです。

 思わせぶりなタイトル付けやがって、狙ったな、とお思いの方。まあその通りなんですが。笑


  ガイドが付くツアーなどに参加すると、「マングローブという名前の木は無く、河口付近に生えるヒルギなどの総称で・・・」という話を、必ず聞かされます。もう何度も何度も聞きましたー。
 ハイハイ。分かっとります。
 マングローブの「グローブ(grove)」は、英語で「小さい森」の意味。なので、マングローブとは、潮間帯に群生した植物群落を指すものなんですよね。

 じゃあ、マングローブ1本はないだろって。そうなんですけれど、まあ良いじゃありませんか。


 ”マングローブの木”は、普通は群生していて、1本だけ生えることはありませんが、群れの中の目立ちたがり屋の木が、群れから少し飛び出して生育することがあります。

 冒頭の写真もそうですが、干潮時に、荒野の1本マングローブ?みたいな感じになっていました。思わず、「♪ この~木 何の木~」なんて口ずさみたくなることも。

 潮が満ちて来ると水没状態に。マングローブも大変です。

 こちらは、日の出時刻。こんなのに巡り会えれば、ちょっとゾクゾクします。

 以上、西表島のマングローブでした。


 対する宮古島は・・・これだけ。
 でも、この写真もどうしても見ていただきたかったのです。

 宮古島周辺では、大河がなく西表島のように何処にでもマングローブが自生しているというわけではないのですが、この写真を撮った与那覇湾川満、島尻、そして伊良部島と下地島の間の、川のような狭い海(特に北側)で見ることが出来ます。


2015年4月22日水曜日

マジックナンバー6 宮古島に行って来ます 


 果たして、こんな景色を見ることができるでしょうか。


 もうすぐゴールデンウイーク。毎年この時期に、その年最初の沖縄旅行に出掛けるのですが、今年も、本島経由宮古島の旅に出発します。

 特に決めているわけではないのですが、ここ数年、最初に行くのは、宮古島か竹富島です。


 昨年、2014年も、第一弾は宮古島に行きました。 
 こんな写真が撮れた時間帯もありましたが、全日程のほとんどが曇り。週間天気予報では、連日晴れの予報だったので、その分ショックが・・・

 今年は、天気予報は見ないで行くことにします。笑


 2013年は、竹富島。
 このときは、もう雨・雨・雨で最悪。最終日にちらっと夕日が見られたのが、4日間で唯一の太陽でした。


 2012年宮古島。
 分厚い雲に覆われた宮古島に到着し、翌日には、例年よりかなり早い梅雨入り宣言。天気も気持ちもドヨ~んとしていたら、その次の日は晴れ。
 気象台をおちょくるような雲の気紛れで、快晴の宮古島から、後ろ髪を引かれる思いで帰途に着きました。


 2011年宮古島。
 雨こそ降らなかったものの、曇りの天気が続き気温も上がらず。それでも、前浜では泳いでいる人がチラホラ。せっかく来たのだからと、根性で泳いじゃってるのかね。
 自分はといえば、宮古島温泉に通ってはビールをあおって・・・


 2010年竹富島。
 4泊したのですが、宿が思うように取れず、石垣島・竹富島・石垣島・竹富島と毎晩宿を移動するハメに。そして、不思議なことに、竹富島に渡ると綺麗に晴れたのです。
 GW期間中とあって、コンドイ浜の駐輪場には、もの凄い数の自転車が。


 2009年は宮古島。
 この年は、2泊3日でしたが、全日晴れで文句なし。前浜や砂山ビーチでは、皆普通に水着で泳いでいました。

 順番で行けば、今年辺りは、晴れるはずなんですが・・・

 GW頃、高気圧が日本列島の真ん中に停滞すると、日本中が晴れの天気になります。しかし、たまたまこういうときに、日本の最果てである宮古・八重山に居ると、高気圧の恩恵が届かず、しかもニュースでは、「日本中が晴れの天気で、絶好の行楽日和となりました。」などと繰り返して放送され、悔しい思いをするのです。

 ところで、以前にも書きましたが、これまで自分が沖縄に行った回数は94回。「100沖縄」達成まで、あとマジックナンバー6です。
 
 それでは、95回目の訪島に出発します。


2015年4月17日金曜日

「恋に落ちる前」 アラマンダ on the 竹富島


 夏の沖縄で、よく見かける派手目の黄色い花、アラマンダ。別名アリアケカズラ(有明葛)。

 アラマンダの花言葉は、恋に落ちる前隠された美楽しい追憶

 知らなかった~
 やたらと美しい・・・っぽい。

 ということを発見した記念に、今回は、アラマンダの写真をお届けします。

 アラマンダは、元々熱帯性の植物で、耐寒性にはやや劣ります。まさに沖縄向き。沖縄ではどこでも見かけますが、園芸植物なので自生するわけではありません。
 そうなると、やはり竹富島。「樹木は、伐採せず植栽に努める。」ことを守り続ける島人。この花も 夏の前半を中心に、美しく咲いています。

 白砂の道と石積みの塀にアラマンダ。

 赤瓦の屋根とアラマンダ。

 アラマンダ越しに見えるなごみの塔。

 アラマンダの名前は、18世紀のスイスの植物学者Frederic-Louis Allamandに由来するそうです。曼陀羅華やまんだらけとは関係ありません(当たり前ですが)。


 ピンクの花は、アカカズラという花。青空を含めた原色の配色は、暑く照りつける太陽を連想させ、南国らしさムンムン。どうです、行ってみたくなりませんか。

 花言葉。
 19世紀のヨーロッパが発祥で、起源についての詳細は不明なんだそうですが、新しい品種だと後から決めることもあるそうです。

 「恋に落ちる前」。誰が名付けたのでしょうか。

 でも、よく考えたらビミョーな花言葉ですよね。この花を女性にプレゼントしたら、意味するのは?
 「素敵なあなたを前にして、恋に落ちてしまいそうです。」なのか、それとも、
 「別に、好きってほどでもないんだよねぇ~。」だったりして。

 

2015年4月11日土曜日

”庶民派”ドラゴンフルーツの花は清楚で可憐


 

 沖縄ではおなじみのトロピカルフルーツ、「ドラゴンフルーツ」。
 とんでもない名前を付けられていますが、その花は、ご覧のように白くて美しい。


 開花直前の蕾み。夕方です。



 日が沈むと花が咲き始めます。開花は夜のみ。


 一夜限りの清楚で可憐な花。


 そして次の日の朝、光を浴びると萎んでしまいます。


 ドラゴンフルーツは、サボテンの一種で、そのエキゾチックな外見は、南国土産としてインパクトがあります。
 しかも、果肉にはビタミンやミネラルが豊富で、なおかつ、逞しくどこでも育つため、収穫まであまり手がかかりません
 まさに、庶民派。沖縄では、作付面積がどんどん増えているとか。



 庶民に対して、女王様はこちら。
 舌に絡むネットリとした甘さ・・・ん~たまりませんな。でも、収穫までとても手がかかります。だから値段も女王級。もっとも、女王様も宮古島などで作付面積が増えています。


 こちらが庶民派。実が膨らんできたところです。塀の石垣に這うように育っています。本当に手がかからない。


 実が熟してきて、収穫寸前。花が咲いてから2か月くらいだそうです。

 こうなると、盗られないように気を付けなければなりません。
 盗っていく奴なんているの? はい。敵はカラスです。生意気にも、熟して美味くなったら食い散らかすんです。


 果肉には赤と白があります。赤肉系は、色が鮮やかなので、フレッシュジュースやジェラートなどにも、好んで使用されます。

 でも、この赤色は、昔は染料に使われていたくらい強烈です。服に付いちゃうと簡単に落ちません。くれぐれもご注意あそばせ。


 土産物として売られているドラゴンフルーツは、値段に大きく差があります。
 もちろん、大きさにもよりますが、1コ100円、200円から数百円、千円近くのものまで様々。
 観光客向け値段は、地元向けと差があるような気がします。色々見て、安くて良い物を探すのも旅の楽しみ。

 何しろ、地元のおばぁ達が、「こんなものでこんなに金を取るかねぇ。」と言うほど。向こうでは、全然珍しくないのです。

 ちなみに、ドラゴンフルーツは追熟しません。元々さっぱりした食感ではありますが、熟した物は上品な甘みがあります。是非、現地で完熟物を食べてみてください。

2015年4月9日木曜日

西表島の写真を追加をしました【終了しました】




 website「宮古・八重山ってこんな所」を更新しました。

 西表島のページを編集し、写真の入れ替え・追加をしました。

 
※ このサイトは、2016年12月をもって公開を停止しました。
 長期間にわたりご覧いただきありがとうございました。

 

2015年4月5日日曜日

「沖縄のベストシーズン」フォローアップ



 先日upした記事、『「沖縄のベストシーズン」っていつなのよ

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2015/03/blog-post_23.html

 珍しく反響があり、質問mailまでいただきました。
 皆さん、ありがとうございました。

 当ブログで考えた「ベストシーズン」が、皆さんのイメージとは違っていたのでしょうか。
 これは、フォローしておかなきゃいかんかな、と思い、続編を書くことにしました。

 ただ、前の記事でも書きましたが、「ベストシーズン」なる時季がハッキリあるわけなく、ベストかベストでないかは、議論のしようもないので、いただいたご質問等に、当ブログからコメントをさせていただくことにします。



 ご意見、ご質問は、つまるところ、

 8月は暑すぎて行く気になれない
 初夏の陽気の4月はだめなのか
 台風は9月が最盛期だと思っていた

 ということのようです。

 

8月は暑すぎるから沖縄に行くには不向きなのか
 
  沖縄の気温は、6月下旬の梅雨明けの頃から、10月のミーニシが吹く前までは、あまり大きな変動はなく、最高気温は30℃~33℃くらいです。

 8月でも、内地では時々起こる、体温を超えるような猛暑・酷暑にはなりません。

 調べてみたら、面白いデータがあって、最高気温35℃以上の猛暑日は、沖縄県は、年平均0.1日(つまり10年に1回)。これは47都道府県中最下位タイの46位です。同率で最下位に並んだのは、何と北海道。
 人口10万人当たりの熱中症死亡者数も、全国最下位です。常に風が吹いているので、体温が限度を超えて上がるケースが少ないからだそうです。


 日差しが強いことや、年の約3の1以上が熱帯夜(これはもちろん全国トップ)であることから、沖縄が暑いことには間違いないのですが、8月だけがメチャメチャ暑いわけではありません。

 少なくとも、海で泳ぐ、遊ぶということを前提に考えれば、8月を敬遠することはないと思います、というのが当ブログとしてのコメントです。。
 もちろん、本島で美ら海水族館や世界遺産巡りを主目的に、などという人は、わざわざこんな時期に行く必要はないですが。





初夏の陽気の4月を何故対象外にしたのか

 これは、単純に海で泳ぐにはまだちょいと寒いから、というだけです。

 泳ぐというのは、水着で海水浴、というだけではなく、シュノーケリング、カヤック、カヌー、SUPその他の海遊び川遊びを含んでのことですが、そんなことはしないという人、逆に、ウエットスーツ着用で潜るという人については、なんら問題はありません。


 ただ、そういう人にとっても、4月が「ベスト」かというと、難しいかも知れません。

 確かに、序盤の春休み期間と終盤のGW期間を除けば、人は少なく、ツアー代金も安く設定されています。さすがに台風も心配ないでしょう。
 しかし、4月は、夏のように安定して晴れるわけではなく、下旬になると、早くも梅雨入りする年もあります。

 また、内地では、梅雨入り前の初夏の時季は、花が一斉に咲き、目に青葉が眩しい新緑の季節という、いいイメージがありますが、一年中花が咲いている沖縄では、それほどのメリハリも感じられません。
 内地のイメージと重ねて、素晴らしい時季であるかのように宣伝するのは、旅行会社の事情かな、なんて邪推してしまいます。

 もちろん、4月は悪くないですよ。ただ、best  seasonではなく、comparatively good season(比較的よい)とご理解ください。



9月は台風シーズンというのはイメージ

 前回の記事で書いた、沖縄に接近した台風の平均数に、内地(九州~北海道)に接近した数を書き加えてみました。

      沖縄全体       宮古島     石垣島       九州~北海道
 7月  1.4    0.6    0.7   1.0
 8月  2.2    1.1    1.3   1.7
 9月  1.7    1.0    1.1   1.7
 10月      0.9       0.4      0.4    0.7

 実は、これは、「9月に台風が多いのは内地の話で・・・」と書こうと思って引っ張り出してきた数字なのですが、内地でも統計的には、特別9月に台風が多いという訳でもないんですね。

 つまり、9月は台風シーズンというのは、イメージに過ぎないのです。
 

 自分の経験でお話しすると、毎年10月の体育の日連休前後に、宮古か八重山に行っていますが、昨年2014年はモロに台風にぶち当たり、2013年は台風のため出発が1日遅れ(到着の翌日からは晴れ)、2012年は台風接近のため徐々に天気が悪くなる、という感じ。

 一方、統計上一番ヤバイ8月は、この3年間で5回の訪島中、台風のため帰る日を1日繰り上げたことが1回と、滞在中台風接近の予報でちょっとドキドキしたことが1回あっただけなのです。

 自分に関しては、10月より8月の方が安全だったわけです。

 台風に遭遇する確率は、統計的には月によって多少の違いがあるものの、それは、100回位行かないと顕在化しないわずかな差であって、台風を避けるため8月・9月を外しても、幸運に巡り会えるとは限りませんし、気にせず行ったとしても、不運に見舞われるとも限りません。

 沖縄の長い夏はイコール長い台風シーズンでもあるのです。 

2015年4月2日木曜日

On the beach カニ@沖縄のビーチ



 カニと言えば、思い浮かぶのは毛ガニ、ズワイガニ、それとも、沖縄だからヤシガニ?

 いえいえ、今回登場してもらうのはそういう高級種ではなく、沖縄の海岸の何処にでもいて、風景に溶け込んでいる一般カニなのです。


 沖縄のビーチを歩いていれば、砂浜と言わず岩場と言わず、色々な種類の沢山のカニにお目にかかれます。が、奴らは、小さい上に逃げ足が速く、超高速で横歩き、いや、横走りするので、なかなか写真に撮れません。


 その点、ヤドカリは、おっとりしていて良い奴なんだよなぁ。
ん~呼んだぁ?




早朝の、まだ黄金色のビーチをお散歩中。           

 おっとっと。
 

 巣穴を掘ったあとの、砂の捨て方にアートを感じるだろ。

 ゲートボールの際には注意してください。

 巨大なはさみを使って、握手するのが業界のしきたりなんだ。

 ちょっと派手だったかな。B型で牡羊座生まれだから目立ちたがり屋なんだ。ところで、蟹座生まれのカニは、仲間内で一目置かれる存在だって知ってた?

 不知火型の土俵入りの稽古中。



 そして、満月の夜、産卵のため卵を抱えて民族大移動、いやカニ族大移動をするオカガニ。


 オカガニのその他の写真は、こちらを見てください。

 http://miyakoyaeyama.blogspot.jp/2013/07/blog-post_30.html